「グーグルへの投資機会を逃してしまった」。米大物投資家のウォーレン・バフェット氏は8日までに、自らが率いる投資会社バークシャー・ハサウェイの株主総会で、こんな反省の弁を口にした。米CNBCテレビが報じた。「投資の神様」とも呼ばれるバフェット氏だが、米グーグルが「ITの巨人」になるとは予想できなかったようだ。
8日放送のインタビューでは、グーグルの成長見通しを正確に把握できなかったと反省。米ネット通販大手アマゾン・コムも将来性を正しく理解できずに投資機会を逃したと悔やんだ。
バフェット氏は「理解できないものに投資しない」が持論で、長年にわたってIT企業への投資を限定。しかし昨年、米アップルへの新規投資が判明。8日にはアップル株を買い増したと報じられた。今後はIT関連株への投資を積極化するとみられる。(共同)