ノート7発火 ソフト欠陥か サムスン 多機能・防水も影響

 韓国のサムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーノート7」の発火問題で、韓国紙の朝鮮日報は16日、バッテリーの温度が上昇した際に電源を切るソフトが正常に作動しなかったことなどが原因とする調査結果をサムスンがまとめたと伝えた。23日ごろ発表するという。

 同紙によると、ソフトの欠陥のほか、電力消費が多い機能を搭載したことや、防水機能により熱が逃げにくい構造になったことも発火に影響したとしている。

 サムスンは既に、調査結果を韓国政府機関や米消費者製品安全委員会(CPSC)などに通知。調査結果を発表する際、後続機種の安全性についても説明する見通しだ。

 昨年8月に発売されたノート7は発火のトラブルが相次ぎ、サムスンはリコール(回収・無償修理)を発表。交換後の代替品でも発煙事例が報じられ、最終的に生産、販売を停止した。(ソウル 共同)