麻生太郎財務相は13日の閣議後会見で、北陸新幹線の延伸ルートの方針が固まったことについて「良い話だと思う」と評価する一方、「あまり詳しくない人がやっているのかと思う」と疑問も投げかけた。
麻生氏は「確か北陸新幹線は1時間に2本しか通っていない。簡単な理由で東京-大宮間が混雑しているから」と問題点を指摘。その上で、「東京に関してはいっぱいなんだから、新宿から(大宮を結ぶ路線を)引くとかさ。そういったものも入れて計算しないと(いけない)。元の元が詰まっているのだから」と持論を展開した。
一方、15、16日に行われる日露首脳会談について、「スタートラインに立ったぐらいの感覚で臨むべきだ」と述べた。日露経済協力に関わる財政支援の可能性については、「政府系の金融機関の資金協力など含めて、(極東開発など8項目の協力)プロジェクトがどれくらい進むかを見て(判断したい)」との認識を示した。