【米大統領選】激戦州のトランプ氏優勢に歓声、ため息… 「歴史的な瞬間」「安心して住める国に」 (1/2ページ)

 【ニューヨーク=上塚真由、松浦肇】米大統領選の開票作業が進んだ8日夜、トランプ、クリントン両候補の支持者らは、開票状況を固唾をのんで見守った。両候補とも地盤であるニューヨークのマンハッタンを同日夜の選挙集会の会場に選び、街は大統領選一色の雰囲気に包まれた。

 共和党候補のトランプ氏は、マンハッタンのミッドタウン地区の「ヒルトンホテル」で選挙集会を開催。多数の警官らが配置され、周辺道路は通行止めとなるなど厳戒態勢が敷かれた。

 ホテル前には、「米国を再び偉大にしよう!」と書かれたプラカードを掲げた支持者らが集まり、通行人や観光客にカメラを向けられると、「クリントン氏は不誠実だ」と口々に唱えた。

 米メディアによると、激戦州でトランプ氏が次々と勝利したことが伝えられると、会場内に集まった支持者らは大きな歓声を上げて喜びを爆発させた。

 トランプ氏は、近くの自身が保有する「トランプ・タワー」にある自宅で、家族とともに開票状況を見守ったという。

「トランプ氏に投票した。政府債務が増える米国経済を心配しており、クリントン氏では解決できない」