国土交通省が31日発表した9月の新設住宅着工戸数は前年同月比10.0%増の8万5622戸だった。3カ月連続のプラスで、持ち家、貸家、分譲住宅のいずれも増加した。持ち家は、1.4%増の2万5573戸だった。貸家は相続税対策で賃貸物件を経営する動きが続き、12.6%増の3万8400戸となり、全体を牽引(けんいん)した。分譲住宅はマンション、一戸建てとも増え、17.0%増の2万1339戸だった。
国交省の担当者は「堅調に推移しており、当面この状態が続くのではないか」としている。
三大都市圏では、首都圏が22.9%増と大きく増えた。中部圏は1.7%増、近畿圏は2.2%減だった。