トランプ夫人、「富裕層向け性的サービスに関わった」と報道の英紙を提訴

 米大統領選の共和党候補トランプ氏(70)の妻メラニアさん(46)は1日、結婚前に性的サービスに関わっていたかのように報道されて名誉を毀損されたとして、英紙デーリー・メール側などに1億5千万ドル(約155億円)の賠償を求める訴えを起こした。報道内容は「100パーセント事実に反する」としている。米メディアが伝えた。

 同紙は8月、メラニアさんの出身国スロベニアの雑誌報道を引用し、メラニアさんが1990年代に所属していたニューヨークのモデル事務所が富裕層向けの性的サービスを提供していたとするうわさを報じた。同紙はこの記事を取り消した。

 トランプ氏が大統領選で勝利すればファーストレディー(大統領夫人)になるメラニアさんは、モデル時代のヌード写真が大衆紙に掲載されて注目を集めたこともある。

 トランプ氏の3番目の妻で、2005年に結婚した。(共同)