【ソウル=名村隆寛】韓国の与党セヌリ党の羅卿●(=王へんに援の旧字体のつくり)(ナギョンウォン)議員ら超党派の国会議員団が、日本の朝鮮半島統治の終結を記念する「光復節」の15日午前、竹島(島根県隠岐の島町)に上陸した。議員団の一人が自身のフェイスブックで明らかにした。
日本政府からの強い抗議にもかかわらず、韓国政府は議員らの行動を黙認した形だ。竹島上陸が強行されたことで、慰安婦問題をめぐる日韓合意の履行で改善の兆しが見え始めた日韓関係に影響する可能性がある。
竹島に上陸したのは、羅議員を団長とする「国会独島(ドクト)(竹島の韓国での呼称)訪問団」の計10人。同党議員を中心に国内では対立関係にある最大野党「共に民主党」や第2野党「国民の党」の議員も参加している。