国土交通省が30日発表した5月の新設住宅着工戸数は前年同月比9.8%増の7万8728戸で、5カ月連続の増加となった。貸家、分譲住宅、持ち家のいずれも増加した。貸家は15.0%増の3万2427戸と7カ月連続で増えた。7.9%増の2万2213戸だった分譲住宅は、マンションが減ったが、一戸建ての増加でカバーした。持ち家も4.3%増の2万3501戸だった。ただ、国交省の担当者は「事業者からは慎重に検討して購入を急がない顧客が多いとの声も出ている」と指摘した。三大都市圏は首都圏が12.0%増と大幅に伸びた。近畿圏は2.6%増、中部圏も0.9%増だった。