■観光庁、第1弾に20件
観光庁は各地の名所を訪日外国人客に巡ってもらう「広域観光周遊ルート」の第1弾として「四季が織りなす東北の宝コース」「四国スピリチュアル・コース」など20モデルを発表した。
ルートづくり事業で国が2015年度に認定した全国7地域が、地元の観光地を組み合わせて作った。旅行会社のツアー商品などに取り入れてもらい、大都市に偏りがちな訪日客に地方へ足を延ばしてもらう狙いがある。
また16年度分の追加募集を4月26日から始めた。5月18日に締め切り、6月にも選定する。
モデルコースは、自治体や経済団体が中心となった各地域の協議会などが決めた。東北観光推進機構が策定した「四季が織りなす東北の宝コース」は、山寺(山形)、日本三景の松島(宮城)、平泉(岩手)などの周遊を提案。中部広域観光推進協議会は和倉温泉(石川)や飛騨酒蔵(岐阜)といった日本文化をPRする内容だ。