韓国人プロ棋士、李世●(イ・セドル)(石の下に乙)九段(33)が13日、グーグル傘下の人工知能(AI)開発ベンチャーの囲碁ソフト「アルファ碁」から初勝利を挙げたことを受け、14日の韓国各紙は「人間の勝利への熱望、人工知能には計算不能」(東亜日報)などと李九段を激賞した。
朝鮮日報は「人間の創意性を誇示」、中央日報は「AIの弱点を見破り攻略したのは、李九段特有の瞬発力と応用力」と評価した。
李九段が「人類代表」としてAIに立ち向かっているとして、機械と人間の戦いを描いた映画「ターミネーター」シリーズの人類抵抗軍指導者と重ね合わせる見方も。各紙は「李九段が人類の滅亡を遅らせた」「爽快な反撃だった」などのインターネットユーザーの声も紹介した。(共同)