経済産業省資源エネルギー庁が10日発表した8日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、1日の前回調査より20銭安い113円20銭で、2009年3月以来、6年11カ月ぶりの安値となった。値下がりは15週連続。
調査時点の小売価格に影響する1月下旬の原油価格は上昇した。調査した石油情報センターは、円相場が不安定だったこともあり「ガソリンの小売価格への転嫁が遅れた」と指摘した。来週は「小売価格が上昇する」と予測している。
地域別では33都府県で下落した。下げ幅は石川の2円10銭が最大で、1円60銭の香川が続いた。山形と茨城は横ばいだった。値上がりは12道県。沖縄が1円80銭の上昇となったほか、徳島は1円70銭、群馬は1円60銭、それぞれ高くなった。
ハイオクと軽油も20銭値下がりし、それぞれ124円10銭、98円50銭となった。いずれも15週連続の下落。灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)当たり3円下がって1109円となり、30週連続で値下がりした。