世界観光都市連盟(WTCF)が先頃発表した「世界観光都市発展報告(2015)」によると、世界104の観光都市のうち、観光景気指数が最も高い都市は香港だったという。
同報告は、宿泊、飲食、買い物、交通、吸引力などの角度から観光客の体験内容を総合的に評価・分析したもの。
それによると、15年の香港は入境観光収入、観光延べ人数、ホテルの客室稼働率の3点で他都市を圧倒し、最終的な観光景気指数で最高都市と評価される結果になった。
今回、観光景気指数ランキングで上位20位にランクインした都市のうち、アジア太平洋地区の都市が半数以上の55%を占め、続いて欧州が25%、米州が15%、中東とアフリカで5%だった。
同報告の首席専門家、北京交通大学の張輝教授は発表会の席で、「今回の結果にはアジア太平洋地区の観光業が全体的に発展の勢いを増しており、世界的に最も活力のあるエリアへと成長しつつある実態が反映されている」と指摘した。
また、吸引力のある観光都市のランキングとしては、上位10位のうち欧州が9都市。トップはロンドンだった。アジア太平洋地区からトップ10にランクインしたのはシドニーのみだった。
同報告は、北京に本部があるWTCFと北京交通大学の専門家が共同で作成したという。(中国新聞社)