スタバ、夢を応援　１年休暇など実現

　米スターバックスのハワード・シュルツ最高経営責任者（ＣＥＯ）は今月中旬、中国で開催された同社の中国スタッフとその家族の交流会に参加。中国市場の重要性を改めて強調するとともにスタッフや顧客の“スターバックス体験”をさらに良質なものとするための投資計画を明らかにした。

　具体例としては、スタッフの経済的負担を軽減するための住宅手当を今月から導入する予定で、各都市の家賃平均の５０％を会社側が負担する計画という。

　さらに、仕事以外の夢の実現を応援するため、勤続年数が１０年以上のスタッフは１２カ月の長期休暇を申請することができるようになる。休暇期間中は無給だが、福利厚生面は保障されており、復職後は従来と同じか同等の役職に戻ることが可能だ。

　同社の王静瑛・中国総裁は、一連の投資計画を通じてスタッフの夢をサポートしていくという同社の姿勢について語り、人生の選択における家族の存在の大きさに言及した上で、会社側がスタッフの家族ともコミュニケーションを取っていくことや、今回の投資計画も家族を考慮した内容となっていることなどを説明した。

　同社は米人材コンサルティング大手、エーオンヒューイットが発表する「中国最優秀雇用主」に２０１３年度と１５年度に選ばれたほか、中国の人材紹介サービス大手、智聯招聘と求人求職サイト大手、前程無憂からもそれぞれ「中国年度最優秀雇用主」と「中国最優秀人材模範企業」を受賞している。（北京晨報＝中国新聞社）