中国の台頭など、国際情勢に先行き不透明感が漂うなか、地域の平和と繁栄実現に、日本が貢献すべきであるというのが、わが党の考えです。
とくに、南シナ海で中国が領有権拡大を狙うなか、その抑止のため、日本の関与が期待されています。また、日本としても、防衛力の強化が急務であることは言うまでもありません。しかし、相変わらずの自虐史観、国の守りや愛国心を軽んじる風潮が、その足かせともなっているのです。
米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐっては、沖縄県の翁長知事が辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消し、国との対立が深まっています。
また、安保法反対運動で話題となったSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)が、辺野古移設反対で運動を開始しているようです。しかし、自由や平和を本当に守りたいならば、基地移設に反対する方々の主張・行動はまったくの誤りです。
自由や平和を守り抜くには、日米同盟による抑止力の維持・強化が必要であることを見逃してはなりません。国際情勢の現状に即した判断こそが求められているのです。
◇
【プロフィル】釈量子
しゃく・りょうこ 1969年、東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。大手家庭紙メーカー勤務を経て、94年、宗教法人幸福の科学に入局。常務理事などを歴任。幸福実現党に入党後、女性局長などを経て、2013年7月より現職。