中国で、奇妙な髪飾りが今夏ごろから相次いで流行している。植物の芽や花を頭髪に取り付け、まるで頭から発芽しているように見える「プチフラワー」や、目玉焼き、鶏肉の手羽先、ギョーザといった料理を頭に乗せるものなどだ。
何とも違和感たっぷりで、いくら何でも「品がない」との声も国内で上がるが、老若男女を問わず人気があるという。頭にプチフラワーを挿していると「Wi-Fiを感知できる」との噂までインターネット上で流れる始末。なぜこんなものが流行しているのか。
頭から発芽?
中国紙の人民網日本語版が伝えたところなどによると、プチフラワーが流行しているのは中国西南部四川省の成都市など。カイワレダイコンのようなフタバをはじめ、ハス、サクラなどもあり合計で100種類はある。プラスチック製が一般的で、ピンどめのように根元を髪にとめるようにできている。
アンテナのようにも見えるが、やや遠くからは、頭から植物が発芽し伸びているようにも見える。地元では「豆芽花」とも呼ばれているという。