昨年12月の衆院選で当選した衆院議員475人の資産報告書が25日、国会議員資産公開法に基づき公開された。株式を除く預貯金などの金融資産と土地、建物を合わせた資産総額の平均は3463万円だった。前回平成25年5月の公開時と比べて233万円多く、2回連続で増加した。首位は鳩山邦夫元総務相(自民党)の30億6520万円。相続などで前回から10億円余り資産を増やし、平均資産額増加の主な要因となった。
参院からのくら替えを含む新人議員43人の平均は1368万円。前回2291万円から約900万円の減となった。女性議員の平均は1372万円だった。
1億円以上の資産がある議員は21人で、前回の26人から5人減った。一方、株式を除く金融資産や不動産を持っていないと報告した「資産ゼロ」の議員は75人で前回の60人から増加した。