麻生太郎財務相は19日、来日したフランスのミシェル・サパン財務・公会計大臣と都内で日仏ハイレベル経済財政対話の初会合を行った。国際金融規制や国際課税への対応など20カ国・地域(G20)首脳会合などでの議論について、引き続き協力していくことを確認した。
今回の対話は特定の議案は設けず、日仏の経済情勢など幅広いテーマで意見交換した。また、7日にパリで発生したテロ事件について、麻生財務相は「卑劣なテロ、言論、行動の自由への挑戦はいかなる理由でも許されるものではない。フランスと忠実に協力を図りつつテロとの戦いに取り組んでいきたい」と話した。
対話は平成25年6月のオランド大統領来日時の日仏共同声明と、26年5月の安倍晋三首相訪仏時の日仏共同プレスリリースで、両国経済財政閣僚間の対話を促進することで一致したことを受けて実現した。今後も定期的な開催を検討する。