都心の高級ホテルで外国人比率が3割強…訪日客1200万人の消費が日本経済を押し上げ (1/2ページ)

2014.12.17 19:56

 訪日外国人急増の恩恵は、小売りはもちろん、ホテルや旅行、航空、鉄道など多様な業界にわたっている。訪日客の活発な消費は今や、日本経済を下支えしている形だ。

 プリンスホテルが運営する都心部のホテルは外国人比率や客室単価が軒並み増加。「ザ・プリンスパークタワー東京」(港区)では11月の外国人比率が34%に上った。都内では外国人客を受け入れる新規のホテル開業も相次ぎ、12月以降に開業する都内のホテルの客室数が1万室に上る、との調査もある。

 航空や鉄道各社の年末年始の予約状況でも、訪日客増加の効果は顕著だ。航空各社の19日~来年1月4日の国際線の予約状況は羽田空港の増枠効果などもあり、全日本空輸が前年同期比22%増、日本航空が10%増。とりわけ外国人旅行者の利用が多い「海外発」は全日空が42%増、日航が12%増となった。「訪日客の需要は非常に旺盛だ」(全日空)という。

 JR旅客6社の予約数(26日~1月4日)も、新幹線・在来線の指定席で353万席が埋まり、前年同期比で3%増えた。

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