中国の自転車業界は2013年下旬からの輸出不振が14年に入り終息、復調を始め2月からは輸出の伸び率が月を追って上昇している。
中国軽工業情報センターは今月上旬、今年9月の中国の自転車および部品の累計輸出額は、前年同期比約15%増の44億ドル(約5090億円)となっていたと明らかにした。伸び率は7月に比べて約0.43ポイント上昇していた。完成車の輸出も今年に入ってから価格、量ともに上昇している。
このほか、今年に入ってから中国の自転車業界では利益景気指数が2カ月連続で大幅に低下したものの4月から下げ止まり、前年同期水準より低かったとはいえ、上昇の兆しがみられた。9月の利益景気指数は、7月より1.42ポイント高い99.78で、安定を示す数値となっている。
また今年1~9月、中国の自転車製造業の累計利益総額は前年同期比約19%増の約49億元(約925億6000万円)。業界関係者は「中国自転車業界では生産の伸び率は鈍化しているものの、利益は依然として相対的に高い伸び率を維持している」と語った。(中国新聞社)