米ウォール街で過熱化する中国ネット株人気 看過される所有構造リスク (1/5ページ)

2014.9.21 07:40

中国による米国上場

中国による米国上場【拡大】

【日曜経済講座】編集委員・松浦肇

 マンハッタンの高級ホテル、ウォルドルフ・アストリアでは、先週までテニス全米オープンの関係者でにぎわっていた。錦織圭選手が決勝戦に出場した8日もホテルには記者団が押しかけていたが、お目当ては違った。

 この日は、中国の電子商取引最大手のアリババ・グループ・ホールディングがホテル内で会社説明会を開いていた。会場に出入りする投資家からは、「すごい案件になりそうだ」と興奮気味のコメントが漏れていた。

 アリババは月内にニューヨーク証券取引所へ上場する予定で、企業価値が2千億ドル(約21兆円)規模となる見込みだ。既に資金調達予定額を超える株式購入の申し込みがあったといい、説明会のあった8日はアリババの大株主であるヤフー株が急騰した。

中国ネット株人気に異を唱える声

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。