湖北省武漢市に住むある女性が広西チワン族自治区南寧に住む友人宛てに頼まれた化粧品を送るため、宅配大手の圓通速逓(上海)で10元(約166円)の宅配料を支払い、送付手続きをした。
「以前にも利用したことがあり、そのときは3~4日あれば到着した」というが、今回は10日が過ぎても友人の手元に荷物は届かない。不思議に思った送り主がネット上で配達状況を調べると、荷物は新疆ウイグル自治区のウルムチに送られていたという。
顧客サービスセンターに問い合わせたところ、10元の配達料は返金した上で、ウルムチから国際スピード郵便(EMS)で南寧に送付するとの説明され、女性もこれに同意した。しかし、「春節(旧正月、今年は1月31日)前のやり取りだったため、春節前には届けてくれるものだと思っていた」が、2月28日時点でも送り先に届かず、再度問い合わせし、南寧への送付と遅延料としての賠償金を請求したという。
ところが、荷物には保険がかけられておらず、宅配業者からは、配達料を返金した上で荷物を再送するか、紛失処理扱いとしてその賠償金として300元を受け取るかという選択肢を迫られた。