中国中央人民ラジオ局第1放送「中国の声」の報道番組「全国新聞聯播」によると、中国環境保護省、国家発展改革委員会などは「北京、天津、河北省および周辺地域の大気汚染防止行動計画実施細則」を共同発表、対象地域での石炭ボイラーの使用を完全に停止するよう強く求めた。
中国では、多くの地域で石炭火力発電から天然ガス火力への切り替えが加速している。
石炭消費を8000万トン削減するという目標の達成に向けて、北京、天津、河北省に続いて上海や江蘇省などでも、相次いで天然ガス火力に切り替えていく方針を発表している。
だが、需要が拡大する一方の天然ガスの供給量には限りがあり、各省・市の間では天然ガスの争奪戦が繰り広げられているという。