また、08年頃になるとオンラインゲームの利用者数が本格的な増加期に入り、市場拡大が加速。規制が実情にそぐわないものとなり、10年には市場を監督する情報通信省が一部のジャンルを除く許認可の一時停止を決定した。
以後、政府が新規制の検討を続けているものの結論が出ず、市場の法的な枠組みは、いまだ定まっていない。このため、国内のゲーム制作会社は新作を出そうにも出せない状態が続いている。
一方、未認可作品や外国作品など、違法オンラインゲームの利用者は増加の一途をたどっているという。取り締まり側の技術不足もあって、現在ではベトナム国内でアクセスできる違法オンラインゲームは200作品以上に達したもようだ。
情報通信省によると、11年と12年の2年間に14社が未認可作品を市場に出したとして、合計で5億6000万ドンの罰金処分を受けている。