７月景気動向指数　２カ月ぶり判断引き上げ　１年２カ月ぶり「改善」表現 (2/2ページ)

　一方、半年ほど先の景気動向を示す先行指数は、０．６ポイント上昇の１０７．８と２カ月ぶりに改善した。

　株価の上昇に加え、鉱工業生産財の在庫が減ったことなどが貢献した。実際の景気に数カ月遅れて動く遅行指数も０．６ポイント上昇の１１１．２と３カ月連続の上昇となった。

　景気の先行きについて、ニッセイ基礎研究所の矢嶋康次チーフエコノミストは「設備投資の改善に加えて、消費税増税の来年４月実施が予定通り決まれば駆け込み需要も出るため、当面は力強い成長が続くだろう」と話している。