フロレンシオ・アバド予算管理相は「洪水管理システムの改修や建設を含むインフラ整備を進め、雨期に備えて洪水対策を強化している」と述べた。
残りの6億9000万ペソは農業省に割り当てられ、国内全域で農業地帯と市場を結ぶ道路の建設や改修に使われる。同相は「農業関連産業への投資を増やす戦略の一環として、道路開発を通して農家の生産物を市場に届けやすくすることを目指している」と述べた。
また同相は、これらの予算について、政府がより総合的な経済成長を目指してインフラや公共施設の建設プロジェクトに重点的に投資していることの表れだと強調する。そのうえで「インフラ投資の拡大を通して経済基盤を強化し、総合的な経済成長を支えるという目標を堅持している。公共事業を拡大すれば、雇用創出をはじめ、経済活性化も促進される」と述べた。(シンガポール支局)