各事業者の計画概要によると、異なる周波数を束ねて1つのサービスで広い帯域幅を確保する「キャリアアグリケーション」の導入が10社・2団体、複数のアンテナを組み合わせてデータ送受信の帯域を広げる技術「MIMO(マイモ)」の導入が14社・2団体。いずれもデータ通信の高速化に向け新技術の導入を打ち出している。
新たに割り当てられる2.5ギガヘルツ帯の周波数は、混信防止用の5メガヘルツ幅を含む30メガヘルツ幅。すでに2.5ギガヘルツ帯の周波数で商用サービスを提供しているUQコミュニケーションズとワイヤレス・シティ・プランニング(WCP)はそれぞれ20メガヘルツ幅と10メガヘルツ幅を確保することで現行サービスの高速化を目指している。
一方、NTTドコモは20メガヘルツ幅を取得し、キャリアアグリケーションとMIMOの組み合わせによって、下り専用の高速データ通信に活用する方針だ。