正直者が貧乏人、悪い奴ほど金持ちに…“川柳”でみる中国格差社会 (2/3ページ)

2011.4.28 12:04

 以上の順口溜を読めば、現在の中国で一体どういう人たちが金持ちとなって、逆にどんな人たちが貧困にあえいでいるのかがよく分かる。

 とにかく、働き者や正直者が貧乏人となって、悪い奴ほど金持ちになるというのは、まさしく「社会主義大国」中国社会の実情なのである。

 それでは、この国の貧乏人たちはどのように生きているのか。次のような有名な順口溜がある。

 結婚はしたいけどそれは無理なことだ。マンションも車も持たない俺に誰が嫁に来るというのか。

 結婚して子供を産みたいけど、それはまた無理なことだ。産院で帝王切開でもすれば3カ月分の給料が飛ぶではないか。

 子供は産んではみたが、学校へ行かせるのは無理なことだ。入学金だけで半年分の給料が要るから。

 子供が大きくなってうれしいけど、病気にでもなれば大変なことだ。医療費一つで家がつぶれてしまう。

 病気が治らず死にたいけど、それはさらに大変なことだ。火葬代があれほど高騰してどうやって死ねるのだろうか。

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