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就活、現行ルールを維持 令和6年卒、選考6月から

 政府は29日、就職活動日程に関する関係省庁連絡会議を開き、令和6年に卒業する学生の就活ルールについて、広報活動を3月以降、採用選考活動を6月以降、内定を10月以降とする現行日程を維持することを決めた。7年卒業の学生についても、急激なルール変更は学生の混乱を生じるおそれがあることなどを踏まえ、現行の日程を維持する方向だ。

 経団連に代わって政府がルール設定するのは今年で4年目となる。新型コロナウイルス感染状況に配慮し、多様な通信手段を活用した面接や柔軟な日程設定などに加え、採用の手控えによる「就職氷河期世代」を生まないよう、必要に応じて企業側に要請する方針だ。