海外情勢
中国、年末にコロナ感染再拡大 北京の一部は出入り制限も
【北京=三塚聖平】年末になり、中国でも新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念されるようになってきた。
首都・北京では12月中旬から発症者や無症状の感染者の確認が相次いでいる。とりわけ同市順義区で感染例が相次いでおり、市当局によると28日には同区で7人の発症者が確認された。感染拡大に直面する同区では、住民ら約80万人にPCR検査を義務付けたほか、一部地域で居住地域の出入りを制限する措置をとっている。
東北部の遼寧省大連でも今月中旬から発症者が相次ぎ確認され、約600万人の全市民を対象としたPCR検査を行った。国内での感染拡大に歯止めをかけたと自画自賛してきた中国でも緊張が増している。