シェーキーズがマニラ周辺増強 年内20店舗予定

 

 米国発祥のピザ・チェーン「シェーキーズ・ピザ・アジア・ベンチャーズ」は、2000年代に成人化したミレニアル世代をターゲットにマニラ首都圏周辺で20店舗を今年中にオープンする予定だ。これにより、2019年のフィリピンでのシェーキーズ店舗数は248店となる。現地経済紙ビジネス・ワールドが報じた。

 シェーキーズが店舗増強策を打ち出した背景には、マニラ首都圏外が18年の同社売上高の80%を占めたという実績がある。シェーキーズ・ピザ・アジア・ベンチャーズのビセンテ・グレゴリオ会長兼最高経営責任者(CEO)は「フィリピンは東南アジアで最も急成長が続いている市場の一つ。それに合わせ消費者支出も拡大している」と指摘した。

 さらに、「マニラ首都圏外に事業拡大の焦点を当てている。当社が提供する手ごろな価格で高品質の食事体験への需要が、この地域で大きくなる可能性があるからだ」と付け加えた。

 シェーキーズはフィリピンの店舗数について、20年までに300店、22年には500店に拡大するとの出店戦略を打ち出している。(シンガポール支局)