NY株続伸、140ドル高 買い戻しが優勢

 

 26日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、前週末の大幅下落を受けた買い戻しが優勢となって続伸し、前日比140・90ドル高の2万5657・73ドルで取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は53・98ポイント高の7691・52。

 日経平均株価(225種)や欧州の主要株式指数が軒並み上昇したことを背景に、投資家のリスクを避ける姿勢が和らいだ。

 個別銘柄では、このところ低下が続いていた米長期金利が上昇したことから、利ざや拡大が意識された金融のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースの上昇が目立った。原油高に伴う収益改善への期待から石油のエクソンモービルやシェブロンも買われた。

 一方、米国際貿易委員会(ITC)が、特許侵害を理由にスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の一部機種の輸入禁止を勧告したと伝わったアップルは下落した。(共同)