菅官房長官、トランプ氏の貿易赤字是正要求に「両国の貿易、投資が双方の利益になるよう拡大を」

 
会見に臨む菅義偉官房長官=7日午前、首相官邸(春名中撮影)

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は7日午前の記者会見で、トランプ米大統領が日本に対し、さらなる対米貿易赤字の是正を求めていることについて「両国間の貿易、投資が双方の利益になるよう安定的に拡大をしていくことが大事だ」との認識を示した。

 菅氏は「日本からの投資による米国経済への貢献などは、さまざまな機会を捉えて安倍晋三首相からトランプ氏に伝えている」とも語った。

 米商務省が6日発表した2018年の貿易収支(通関ベース)は、日本に対するモノの貿易赤字が前年比1・8%減の676億3千万ドル(約7兆6千億円)となった。トランプ米政権は日本などと始める新たな貿易協議で、赤字削減に向けた厳しい姿勢を示すとみられる。