大使館施設費など「足腰予算」大幅な増額 外務省概算要求

 

 外務省は31日、平成30年度予算の概算要求で、総額7675億円(前年度比749億円増)を計上した。河野太郎外相の指示により、在外公館の旅費や施設費など外交の現場を支える「足腰予算」を大幅に増やしたのが特徴で、前年度比141億9千万円増の2096億4千万円を計上した。

 政府開発援助(ODA)関連経費は、河野氏が就任前に半減を主張していたが、前年度比554億円増の4897億円を要求し、例年並みの伸び幅となった。また、ベラルーシ、エリトリアに大使館、フィリピンのダバオに総領事館、国際民間航空機関(ICO)本部があるカナダ・モントリオールに政府代表部を新設する。