東京株、大幅続落 3カ月半ぶり安値
18日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落した。終値は前日比232円22銭安の1万9470円41銭。終値として5月2日以来、3カ月半ぶりの安値だった。トランプ米政権の混乱やスペインで起きたテロを背景に前日の米国市場が大きく下げ、投資家心理を冷やした。
東証株価指数(TOPIX)は17.46ポイント安の1597.36。出来高は約16億7100万株。
前日の米市場では、白人至上主義者と反対派が衝突した事件で、トランプ大統領の対応をめぐって政権運営に懸念が拡大。スペインのバルセロナでテロが起きたことで下げ幅が広がり、東京市場でも投資家のリスク回避姿勢が強まった。東証1部の値下がり銘柄数は8割を超え、ほぼ全面安となった。
外国為替市場では、比較的安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが先行。円相場は1ドル=109円台半ばの円高ドル安水準をつけ、自動車など輸出関連銘柄が売られた。
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