中国が次世代ステルス戦闘機「殲20」を実戦配備

 

 【北京=西見由章】中国国営中央テレビ(CCTV)は9日、中国の次世代ステルス戦闘機「殲(J)20」が空軍に実戦配備されたと伝えた。J20の配備が公式に確認されるのは初めて。

 J20は中国側が米軍の戦闘機F22を意識して開発した国産戦闘機。2011年に試作機の初飛行を実施し、昨年11月には広東省で開かれた航空ショーで初めて一般公開され、デモンストレーション飛行を行った。全国人民代表大会の開会期間中に配備を明らかにしたのは、国威発揚の意図もありそうだ。