昨年の訪日客は21%増の2403万人余 旅行消費額は伸び悩み傾向に

 

 日本政府観光局(JNTO)は17日、平成28年に日本を訪れた外国人観光客数が前年比21・8%増の2403万9千人だったと発表した。24年以来4年連続で過去最多を更新した。観光ビザの発給要件緩和や免税制度の拡充をうけ、航空路線やクルーズ船の寄港が増えたことが寄与した。

 一方、訪日外国人の旅行消費額は3兆7476億円で、過去最高ながら7・8%増にとどまった。1人当たり支出額は15万5896円で11・5%のマイナス。中国人観光客による「爆買い」の退潮が改めて浮き彫りになった。