APEC、食料安定確保で宣言採択
アジア太平洋経済協力会議(APEC)は27日(日本時間28日)、ペルー北部のピウラで食糧安全保障担当相会合を開き、世界の人口増加に伴う食料需要の拡大や、気候変動などの課題に協力して取り組むとした「ピウラ宣言」を採択した。
食料の安定確保には農林水産物の流通体制整備やインフラ開発が重要と指摘し、解決に向けて協調することで合意した。
宣言は、食糧安全保障が「地域の質の高い成長と繁栄を達成するための鍵となる」と強調。小規模農家や漁業者と都市部をつなぐ取引や流通網を整備し、インフラ投資や海外との貿易自由化も促進することで、農業や漁業の生産性を高めることが重要だとした。
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