「200系」新幹線が引退 国鉄時代の車両姿消す

2013.3.15 12:45

 東北・上越新幹線で30年以上走ってきた「200系」が15日、ダイヤ改正に伴い定期運行を終える。これにより国鉄時代に開発・製造された新幹線車両はすべて姿を消すことになる。写真とともに振り返る。

 「200系」は、1982年6月にデビュー。豪雪地帯を走るため、先頭車のスカート部に除雪装置を備え、線路に降り積もった雪を高速で跳ね飛ばして走行する。このほか、床下の機器類への雪混入を防止する車体構造など、寒冷・積雪対策が随所に施された。

 当初は最高速度210キロで運行していたが、その後は240キロにスピードアップした。初代東海道・山陽新幹線の「0系」によく似た「団子鼻」の外観が鉄道ファンに親しまれた。1999年より車体の内外装を新型車両並みに大幅に変更したほか、リニューアル車も登場した。

閉じる