SankeiBizの読者の皆さんにだけに客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけの話」。第43回は香港系の航空会社に日本人CAとして乗務5年目の吉川希がお送りします。
大都会のもうひとつの顔
冬の到来で、亜熱帯に属する香港も涼しくなり過ごしやすくなりました。私は香港在住で、休日は趣味でよく山登りをします。真夏は暑すぎて困難な山登りも、この時期は心地よいです。まさに、今が香港の山登りのシーズンと言えます。
香港はビルがたくさん建ち並ぶ大都会のイメージありますが、実はかなり身近に自然があります。香港での定番の観光はもう制覇したという方、運動不足だから体を動かしたいという方、自然に触れてリフレッシュしてみませんか?
日本でトレッキングというと、登山口まで車や電車を駆使していかなければならないイメージがありますが、香港ではお手軽に山登りができちゃいます。
短時間で絶景が拝めるお得なコース
数あるトレッキングコースのなかでも一番のオススメは「ライオンロック」(中国語で「獅子山」)です。山から突き出ている岩がライオンのように見えるということでそう呼ぶそうです。
2時間30分ほどで香港島と九龍を一度に眺望できるため、かなりお得なコースと言えます。また所々に展望スポットがあるので、休憩しながら楽しむことができます。
コースへのアクセス 地図はオフラインで
まずは、スタートポイントのMTR黄大仙駅へ行きます。飲み物やおやつは駅周辺で調達してからスタートしてください。B1出口を出て、北の方角に歩き、登山口がある獅子山公園へ向かって約20分歩きます。
ここで、アプリ「Googleマップ」を活用しましょう。オンラインで「獅子山公園」と検索をしてピンを打ち、見たい地図をダウンロードしておけば、オフラインでも迷うことなくアクセスできます。海外で知らない場所に行くとき、私はいつもGoogleマップにお世話になっています。