コネクティビティへの取り組みも一歩早い。車載のテレマチックサービス「オンスター」をはるか昔から様々なモデルに展開してきた。いまではタッチパネルでコーヒーが注文できるし、アマゾンとの連携で、キャデラックのトランクに商品が届くといったサービスも本国では展開されている。アップルやアマゾンといったシリコンバレーを抱える米国なのだからそれも納得する。
安全技術に関しても進んでいる。暗闇の歩行者を認識する「ナイトビジョン」などは、軍事技術がベースにある。物騒な話をすれば、湾岸戦争でアメリカ軍の武器として活躍したナイトスコープ(深夜の襲撃で活用した)の転用でもある。
乗り味も絶品
そう、キャデラックは、いやキャデラックXT5クロスオーバーは、あるいはGMは、安全性や環境性能で魅力を抱えているのだ。そう思ってみると、その堂々たる体躯も威風堂々と輝いて見えるし、キャデラックのある生活にワクワクしてこようというものだ。