アクアライン探検 海底トンネルに隠された数々の仕掛け 全区間トンネル化しない理由は (1/3ページ)

  • 緊急避難通路に到着した隊員たち。頭上からクルマの走行音が絶えず聞こえる
  • (木更津方面に向かうトラックが走る)自動車専用道路の右側のトンネルから地下に降りていく
  • アクアラインの冒険が始まった。懐中電灯の明かりを頼りに先へ進む
  • 地下通路にたどり着くまでにいくつもの扉をくぐる。通路内の気圧を保つためだ
  • 海の下を走るアクアトンネルと海上を走るアクアブリッジ。途中に海ほたると風の塔がある
  • ガイドの説明を熱心に聞く参加者たち
  • 緊急避難通路内には150メートル間隔で非常電話が設置してある
  • 高速道路で事故や火災が起きたときは、このスロープを滑り降りて地下通路に避難する
  • 階段を上って地上に向かう。この写真を撮った地点は海面下15メートル
  • 海ほたるから川崎側に浮かぶ「風の塔」を眺める参加者たち
  • 海底トンネルの掘削に使用した「カッターフェイス」を復元したモニュメント。直径14.14メートルもある
  • 道路整備に使用するリフト車を体験試乗。かなりの高さだ
  • 道路パトロールカーでアナウンス体験する参加者
  • 道路パトロールカーの中はこんな感じ
  • 道路パトロールカーとリフト車を体験試乗
  • 海上保安庁が保有する巡視船「はまなみ」の船内を見学
  • ライフゼムの装着方法を実演する海上保安庁の隊員
  • ライフゼムを装着した男の子は感想を聞かれるとひと言…「重い!」
  • 海上保安庁の巡視船を見学する参加者
  • 地図上で海ほたるを確認。ほかの船舶らしき影も映る
  • 海上保安庁の巡視船「はまなみ」(11トン、35メートル型)
  • 海ほたるから木更津側を望む。向こうはアクアブリッジだ
  • アクアラインの換気を行う「風の塔」
  • 東京湾に浮かぶ「風の塔」。筆者が機内からスマホで撮影


 NEXCO東日本と東京湾横断道路株式会社が3日、夏休み恒例の「2017サマーフェスティバルin海ほたる」を開催した。中でも「アクアライン探検隊」は、今年で11回目を迎える人気イベントの一つ。応募倍率19.7倍の難関を突破した250名の参加者と一緒に、普段は入ることのできない海底トンネルを見学してきた。そこには、一般的にあまり知られていない設備や安全確保の仕掛けがたくさんあった。(文・写真 大竹信生/SankeiBiz)

 真っ暗の通路を進むと…

 ガイドの懐中電灯を頼りに真っ暗のトンネルを進むと、だんだんと不気味な音が聞こえてきた。左手からは水がサーッと流れる音。頭上からはドスン、ドスンと鈍い音が絶え間なく響いてくる。暑苦しい夏の夜に肝試しをしているわけではない。ここは神奈川県川崎市と千葉県木更津市を直線で結ぶ東京湾アクアラインの海底トンネルの中だ。

 アクアラインは今年の12月で開通20周年を迎える全長15.1キロの高速道路。川崎側から9.5キロの区間は海底を貫くアクアトンネルが走り、木更津側から4.4キロの区間はアクアブリッジが一直線に架かっている。トンネルと橋が東京湾のど真ん中で接合する場所が、今回のツアーの拠点でもある人工島「海ほたる」のパーキングエリア(PA)だ。

 倍率20倍の人気ツアー

 今年のアクアライン探検隊は定員250名に対し応募総数4916名(倍率約20倍)と、大人や子供に大人気の夏のイベント。250名の“隊員”が10班に分かれて、ツアーガイドと一緒に約2時間の冒険に出るのだ。筆者が同行したグループはほとんどが親子連れで、男女の割合は半々だ。

意外だった地下通路への避難方法

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