神戸市にある理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子(おぼかた・はるこ)研究ユニットリーダー(30)らが開発した、体のさまざまな細胞になる新たな万能細胞「STAP細胞」の成果が1月30日付の英科学誌ネイチャーに発表され、海外の研究者からは「革命的だ」「また日本人科学者が成果」と称賛する声が上がりました。
世界各国が万能細胞に関する研究に力を入れるなか、山中伸弥・京都大学教授が作成したiPS細胞(人工多能性幹細胞)に続き、日本がこの分野で再び頭ひとつリードした形です。
iPS細胞の作成で2012(平成24)年、日本人で2人目となるノーベル医学・生理学賞を受賞した山中教授も「STAP細胞」について「重要な研究成果が日本人研究者によって発信されたことを誇りに思う。今後、人間の細胞からも同様の手法で多能性幹細胞が作られることを期待している」と称賛しました。