ここ数年で超人気者になった「くまモン」をはじめ「ふなっしー」や「バリィさん」など、全国各地で“増殖”を続ける「ゆるキャラ」。ブームの火付け役「ひこにゃん」のおひざ元の滋賀県彦根市では10月19、20の両日、全国のキャラクターが一堂に集まる恒例のイベントが開かれた。その数236体。お目当てのゆるキャラやマスコットたちを一目見ようと2日間で7万3千人が詰めかける相変わらずの人気ぶりだったが、マンネリが嫌われてか“癒し系”だけでなく“過激系”キャラが増えるなど、最近の傾向も垣間見えた。
ご当地キャラ博に名称変更
“恒例”のイベントとはいえ、今回は過去5回続いた「ゆるキャラまつりin彦根」から、「ご当地キャラ博in彦根」に名称を変更しての開催となった。
主催の実行委員会によると、ゆるキャラの「ゆる~い」イメージがひとり歩きしてしまい、当初の目的だった「ご当地のPR」という目的と乖離(かいり)してきた-というのが、名称変更の理由だとか。参加条件を自治体や公的団体、地域おこしグループなどの管理するキャラクターに絞り込んだという。