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【日米首脳会談】アジア平和へ「新たな協力の序章」 融合し始めた「積極的外交」「リバランス」 (1/5ページ)

2015.11.20 08:00

首脳会談前に握手を交わす安倍晋三(しんぞう)首相(左)と、バラク・オバマ米大統領=2015年11月19日、フィリピン・首都マニラ(ロイター)

首脳会談前に握手を交わす安倍晋三(しんぞう)首相(左)と、バラク・オバマ米大統領=2015年11月19日、フィリピン・首都マニラ(ロイター)【拡大】

 安倍晋三首相(61)は19日、フィリピン・マニラ市内のホテルで米国のバラク・オバマ大統領(54)と会談した。首相は会談の冒頭、「盤石な日米同盟をアジア太平洋地域、国際社会の平和と安定、繁栄に有効活用していくための新たな協力の序章としたい」と強調。両首脳は、南シナ海で中国が岩礁埋め立てや滑走路建設を進める問題を念頭に、「法の支配」や「航行の自由」などの原則を重視し、連携して対応していくことで一致した。

 オバマ氏は会談の冒頭で、「日米同盟は米国の安全保障の基軸となっている」と指摘。その上で、「『法の支配』や『航行の自由』への取り組みを進める」と述べた。

 首相はオバマ氏に対し、集団的自衛権の限定的な行使容認を含む安全保障関連法が成立したことを説明。オバマ氏も賛意を示した。首相は南シナ海で中国が領海と主張する人工島12カイリ内に米海軍がイージス駆逐艦を航行させた「航行の自由作戦」について直接、支持を表明する。

日本の「積極的平和主義」と米国の「アジア・再均衡政策」

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