≪FB、グーグルなどサービス提供≫
パリ中心部で起きた同時多発テロで、交流サイト(SNS)の役割や存在の大きさが改めて際立っている。現地の多くの人々がフェイスブック(FB)や短文投稿サイトのツイッターを使って情報を発信したり、友人や知人の安否確認に活用されたからだ。FBでは事件後24時間のうちに利用者400万人以上の無事が確認された。こうした成果を受けてFBは16日までに、昨年10月に導入した自然災害時に使える「セーフティー・チェック」(安否確認機能)のサービスを人的災害などでも積極活用すると発表した。
3億6000万人が受け取り
11月15日付米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)や米CNNマネー(いずれも電子版)などによると、FBの安否確認機能は、災害現場の近くにいるとみられる利用者に安否を問う通知が送られる。利用者は「無事」「無事でない」「影響を受けた地域にいない」のいずれかを選ぶ。