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東洋ゴム 防振製品8.7万個でもデータ改竄 3度目不正 「再発防止策機能せず」 (1/5ページ)

2015.10.15 07:30

防振ゴム製品の性能データ改竄(かいざん)について、記者会見する東洋ゴム工業の高木康史常務執行役員(右)ら=2015年10月14日午後、大阪市(門井聡撮影)

防振ゴム製品の性能データ改竄(かいざん)について、記者会見する東洋ゴム工業の高木康史常務執行役員(右)ら=2015年10月14日午後、大阪市(門井聡撮影)【拡大】

 東洋ゴム工業は14日、電車や船舶などに使われる防振ゴム製品で、性能データを改竄(かいざん)するなどの不正があったと発表した。これまでに18社に納入した計8万7804個で不正を確認したとしている。東洋ゴムによると、現時点で製品をめぐる事故などの報告はない。

 東洋ゴムは今年、免震装置ゴムのデータ改竄問題が発覚し、6月に山本卓司社長らの引責辞任を発表した。2007年にも防火用断熱パネルの性能偽装があり、当時の社長が辞任。今回で3回目となる不祥事に、顧客や株主からの批判が強まりそうだ。

 JR東海と西日本は、車両の一部に問題のゴムを使用していることを明らかにした。安全性に関しては、定期的に検査しており「問題はない」と説明している。東洋ゴムは安全性について明言を避けた。

 東洋ゴムの高木康史常務執行役員は14日、大阪市で記者会見を開き「皆さまにご心配をおかけして誠に申し訳ありません」と謝罪した。18社については明らかにしなかった。

東洋ゴム 「防振ゴムお客様ご説明窓口」を開設

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