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日生、首位奪還へ三井生命の子会社化発表 (4/4ページ)

2015.9.12 08:30

経営統合を発表し、笑顔で握手する日本生命の筒井義信社長(左)と三井生命の有末真哉(ありすえ・しんや)社長=2015年9月11日午後、東京都内のホテル(野村成次撮影)

経営統合を発表し、笑顔で握手する日本生命の筒井義信社長(左)と三井生命の有末真哉(ありすえ・しんや)社長=2015年9月11日午後、東京都内のホテル(野村成次撮影)【拡大】

 国内市場は人口減少と過当競争に直面しており、準大手や中堅生保を取り巻く環境は厳しさを増している。単独での生き残りが危ぶまれていた三井生命が再編に動いた衝撃は大きい。

 朝日生命保険は、東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険)と経営統合を決めながら最終的に離脱した過去があり、再編話が再燃する可能性もありそうだ。

 業界に詳しいアナリストは「まだ大型買収を行っていないT&Dホールディングスやソニーフィナンシャルホールディングスの動向が注目される」と指摘した。(SANKEI EXPRESS

 ■保険の銀行窓販 銀行の窓口で保険会社の保険商品を販売すること。規制緩和により2001年に部分的に解禁され、07年に全面解禁となった。第一生命保険の15年3月期決算は銀行窓販が大きく貢献し、売上高に当たる保険料等収入で日本生命保険を抜き戦後初めて首位となった。日銀の大規模な金融緩和で低金利が続く中、販売手数料は銀行にとっても重要な収益源となっている。

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