陸上の世界選手権第1日は22日、北京で行われ、男子マラソンは藤原正和(ホンダ)が2時間21分6秒で21位、前田和浩(九電工)が2時間32分49秒で40位と惨敗し、1999年セビリア大会から8大会続いていた日本勢の入賞が途切れた。
19歳のギルメイ・ゲブレスラシエ(エリトリア)が2時間12分28秒で制し、エリトリアに史上初の金メダルをもたらした。(共同/SANKEI EXPRESS)
世界の背中は日本の2人から遠のいていくばかりだった。時間とともに気温が上昇していく過酷な夏のレース。20キロ付近で帽子を脱ぎ捨てた藤原は「頭がボーっとして、体が動かなくなった」。中間点を過ぎると足取りも重くなり、憔悴(しょうすい)しきった表情でゴールした。