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竹製の和竿 小さい魚でも大物の感触 江戸時代から続く老舗・銀座東作 (1/5ページ)

2015.8.20 10:00

竿の曲りを矯正する「火入れ」。火であぶっては曲りを直す作業を繰り返す=2015年8月5日、東京都港区(原圭介撮影)

竿の曲りを矯正する「火入れ」。火であぶっては曲りを直す作業を繰り返す=2015年8月5日、東京都港区(原圭介撮影)【拡大】

  • 和竿の材料となる竹=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 店頭に並ぶ和竿。釣りの種類によって形が違う=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 和竿作りに没頭する横田俊郎さん=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 仕上がった竿の調子を見る=2015年8月5日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 竿が直って、うれしそうな青木明節さん(右)=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 店頭に並ぶ高級なえさ箱=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 江戸時代から続く和竿作りの老舗「銀座東作(とうさく)」の店舗=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)

 【大人の時間】

 ≪「道中」楽しみながら≫

 レジャーの“王道”といえば釣り。釣りの道具はさまざまあるが、竹で作った日本伝統の和竿(わざお)で釣る味は格別という。江戸時代から続く和竿作りの老舗「銀座東作(とうさく)」(東京・浜松町)にお邪魔して、和竿作りの難しさや楽しさを聞いた。

 店主の松本和彦さん(69)によると、松本さんの先祖が紀州・太地(現在の和歌山県)から江戸の浅草に出てきたのが1782(天明2)年。一本の竹竿が主流だった時代に、数本に切った竿をつなぐ「継ぎ竿」を開発し、江戸でも評判になって売れたという。

 一時、銀座に移ったが、明治になって、兄が浅草で本家を継ぎ、弟(松本さんの祖父)は浜松町(大門)で独立して「銀座東作」を名乗った。

 松本さんは初代から数えると6代目にあたる。しかし、技術を伝える書物はなく、すべて口伝で受け継がれてきた。

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