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東京海上 9400億円で米大手買収 生損保、海外展開の成否が生き残りの鍵に (1/3ページ)

2015.6.11 09:40

記者会見する東京海上ホールディングスの永野毅(つよし)社長=2015年6月10日午後、東京都千代田区(共同)

記者会見する東京海上ホールディングスの永野毅(つよし)社長=2015年6月10日午後、東京都千代田区(共同)【拡大】

 過去最大の規模

 東京海上ホールディングス(HD)は10日、米保険会社HCCインシュアランス・ホールディングス(デラウェア州)を買収すると発表した。買収額は約75億ドル(約9400億円)。国内の保険会社による海外企業の合併・買収(M&A)では過去最大となる。子会社の東京海上日動火災保険を通じてHCC社の全株式を取得し、年内に買収を完了する予定だ。

 HCC社は米国や英国、スペインなどで事業を展開し、会社役員賠償責任保険や農業保険など専門性の高い「スペシャルティ保険」に強みを持つ。東京海上が扱っている商品と重複が少ないことから、買収による相乗効果が高いと判断した。

 これまでは第一生命保険による今年2月の米中堅生命保険会社プロテクティブ生命の買収(約5750億円)が業界最大だった。東京海上HDは2008年と12年にも1000億~5000億円規模の資金を投じて欧米の複数の保険会社を買収したが、少子高齢化などで国内の事業環境が厳しいことから、収益拡大に向けて海外事業を一段と強化する。

永野毅社長「HCC社は専門性の高い事業を多数手掛けており、収益が安定している」

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